「断る」を英語で【rejectはあまり使えない!?】

2019年12月13日

 

 

「断る」で最初に頭に浮かぶ単語ってreject、もしくはrefuseではないかなと思います。

 

ただこれらって結構強い断りを意味していて、ニュアンス的には

reject 拒絶する

refuse (断固として)拒否する

です。断りの強さとしてはrejectの方が強いです。

 

例えば、

He offered me a cake but I reject(refuse) it.

というと「なんでそんな厳しく断ったの?ダイエット中?」といった感じになってしまいます。

 

ではより柔らかく「断る」と言いたいときはどういうかというと、declineです。

これは日本語でいう「お断りする」のように丁寧なニュアンスになります。

 

なので「断固として断る」ニュアンスを伝えたいとき以外は基本的にdeclineを使うことをお勧めします。

 

例)

She invited me to a party but I declined it.

彼女がパーティーに招待してくれたけどお断りした

 

 

ちなみにdeclineには「断る」以外にも「低下する」「下落する」という意味もあるので合わせて覚えておきましょう。

 

例)

The stock price has declined.

株価が下がった

 

「低下する」といえばdecreaseを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、違いは「数や量が低下する場合はどちらも使えるが、衰えるや衰退するというニュアンスはdeclineのみ」となります。

上記の株価の例ではdecreaseが使えますが、例えば

 

The influence has declined.

影響力が低下した(衰えた)

 

のような文章ではdecreaseよりdeclineが適切です。

 

 

スピーキングにおける使い分けは

減少する decrease

衰える decline

で覚えておけばいいかなと思います。