【渡米から1年】1年で英語力はどれだけ伸びたのか

2020年4月13日

 

 

今日でアメリカに駐在してちょうど1年が経過しました。

 

だいたい1年くらいたつと環境にも慣れて「そろそろ日本帰りたいなー」と思うかなと思っていたのですが、、いまのところ全くです。笑

1日でも長く駐在生活を続けたいです。

それだけアメリカという国は住みやすく、素晴らしい国です。

 

1年前の10月1日、今の会社に初めて出勤した日のことは今でも鮮明に覚えています。

「海外で仕事をする」という高校か大学くらいからの目標をついに叶える瞬間でしたが、そんなことを噛みしめる余裕もなく、ひたすら緊張していました。

そもそも海外に住んだことのなかった私は、西洋人に対して物珍しい感覚というか、「うわ、、白人だ、、」「鼻たか、、髪ちゃいろ、、」みたいな感覚がすごくあって、会社のエントランスを入ってアメリカ人に囲まれたときに、なんとも言えない恐怖を感じました。

最初のミーティングは、、挨拶の言葉等かなり準備して臨んだのですが、緊張で汗まみれで、何を喋っているのかのか自分でも分からず、最悪のスタートでした笑

 

最初の海外って誰でもきっとあんな感じなんでしょうね。強くなった気がします。

 

1年前 TOEICは850点くらいで、それなりにできるんじゃないかと淡い期待もあったんですが、こっちにきて一瞬で撃沈しました。いくらTOEICが高くても単語を覚えていても、英会話は全く別物です。

周りが話しかけてくれているのに、いちいち何を言っているのか理解できず、内容は理解できてもどう返していいか分からず、基本”Yes”と”No”で乗り切っていました。

 

そんな私がこの1年間でどのくらい英語が話せるようになったか、またその中での気づきについて今回は書きたいと思います。

 

 

渡米から1年後の英語力

 

大学のとき1年間留学にいった友人に「どのくらい喋れんの?」「ちょっと喋ってよ」と無茶振りしていたのを覚えています笑

当時、1年間住めば相当話せるようになったんだろうなーと思っていたのですが、今から考えるとそうでもなかったんだろうなと思います。海外に住むだけでは全然伸びないです。

 

この1年間、仕事とは別に毎日勉強しました。具体的には、

・知らない単語に出会ったらスマホにメモ。週1回見返す。

・使ったことない使えたら便利なフレーズをメモ。週1回見返す。

・オンライン英会話毎日1レッスン(〜11ヶ月)

・毎朝25分の“英語スピーチ”(11ヶ月〜現在)

・英語で独り言

・毎日、海外ドラマを英語字幕で見る

・毎週末、洋画を英語字幕で見る

・アメリカで英語の発音本を買い、練習

・日本で使っていた単語帳を見直す

などです。

 

上記に加えて仕事で英語を使い、じゃあどのくらい喋れるようになったかというと、、ビジネスレベルの英語力は身につきましたし、言いたいことは基本なんでも伝えられます。

ただペラペラかと言われると、まだまだです。

 

もう少し具体的にいうと、

  1. 基本なんでも伝えられるが、頭の中で文章を作るのにどうしても数秒かかるので喋り出しは必ずAh..やWell..など繋ぎ言葉をつけてしまう。また伝わっても表現が不自然なときは多々ある。
  2. ミーティングでは、例えば駐在員としてアメリカでの取り組みを聞くような場合は意見を発信したり進行したりできるが、ネイティブの中でチーム員の一人として参加しその中で意見を言うのは難しい。
  3. ネイティブと1対1、1対2くらいなら大丈夫。3人相手になるときつい。
  4. 毎朝の「英語スピーチ」では発音を含めてかなり流暢。ただ実際ネイティブと会話すると伝えようと力んでしまい逆に流暢さが下がる。

みたいな感じです。

上にも書いた通りリスニング、スピーキング(発音も含め)ともに毎日かなり意識してやってこれなので、もっと自然体で駐在や留学した場合、グローバルに活躍できる英語力を身につけるのは難しいかなと思います。

 

個人的には、前の記事にも書きましたが駐在9ヶ月目くらいから大きな成長を実感して、確実に伸びてきている感じはありながら最後のひと伸びが足りない、、という感じがしています。

この駐在期間の目標を「ネイティブと対等に仕事をする」ことに設定しているのですが、最近これに足りないものが何か気づいてきたので共有したいと思います。

 

 

「対等に仕事をする」とはどういうことなのか

 

「グローバルに活躍する」「ネイティブと対等に仕事をする」ことを達成するためには、英語スキルを上げるだけではなく、当然ですが強い精神力を持つ必要があります。

 

アメリカに来て以降、英語に向き合い続けて出た結論は、

英語力スコア 1から10

メンタルスコア 1から10

としたときに、合計15くらい取れればネイティブと対等に話せるようになる、という考え方です。

 

例えば私の場合「英語7+メンタル5=12」くらいかなとと思っていて、なので英語を8に伸ばす努力をしつつ、メンタルを7、8へと高めていかない限り、対等に仕事はできるようにはならないと思っています。

 

例えば次の動画、私の大好きな本田選手が英語で話しているのですが、

本田選手の場合「英語6+メンタル10=16」くらいなので、サッカーのスキルを考慮せず仮にビジネスマンだったとしても、この英語力とメンタルの強ささえあれば海外で対等以上に渡り合うことができるはずです。

(本田選手は21歳でオランダに渡って、チームのキャプテンとして慣れない英語で外国人たち統括していたんですね、、凄すぎる、、)

 

私の場合はメンタルが強い方ではないので(だからこそ必死になって英語を勉強してきたのですが)、英語力だけではなく、精神的な強さを手に入れる必要があります。

精神的な強さとは「英語が多少不自由だろうが臆することなく、堂々と意見を伝えられる。相手に合わせることなく自己主張できる。」ことだと思います。言語というのは我々の人格の根幹にあるもので、不慣れな言語でこれを実現するのは想像以上に難しいです。

 

 

ということでメンタル的な強さを手に入れるため、英語の学習に加えて、今は瞑想を日々の生活に取り入れたり試行錯誤しています。

いつか「対等に仕事ができるようになった」と実感したときには、英語力だけではなくてそういった精神的面の強化や、心構えみたいなものについてまとめられればと思います。

 

また話を少しに戻すと、アメリカに来て1年が経過しましたが、まだまだ自身の英語力に満足していませんしペラペラとは思っていません。英語学習は長い道のりです。

この記事を読まれた方で英語勉強しようかなと思っている人、いつかグローバルに活躍したいと思っている人には1日でも早く始めましょう!