【自信を持ちましょう!】日本は日本人が思っているよりすごいという話

2020年1月12日

 

 

多くの日本人が日本のことは「好き」だと思いますが、日本という国を心から誇りに思っている人ってかなり限られてますよね。海外、特に欧米に対してどこかで劣等感を持っている人が多い気がします。教育の問題なのか、歴史、人種の問題なのか、、

 

駐在員も同じで、海外にいると「日本って世界の中でどういう立ち位置なのか」「世界からどう見られているのか」を考える機会が圧倒的に増えるのですが、その結果駐在員って、

①「日本はすごい!」と感じてさらに日本のことを好きになる人

② 日本のことを嫌いにはならないまでも「外人かっけー」的な劣等感を持ったまま帰国する人

の大きく2種類に分かれます。なんとなく周りを見ていると、アメリカや欧米の国々に駐在すると②パターン「アメリカやっぱすごい」「海外かっけー」となるケースが多いような気がします。

 

ただ個人的には圧倒的に①のパターンで、アメリカに来て日本や日本人のすごさを認識しましたし、あと実感したのは「アメリカ人も日本が好きでリスペクトしている」ということです。

 

例えば、アメリカに住んで1年3ヶ月経ちますが、何度も日本好き、日本に関心のあるアメリカ人に出会いました。「日本人ですか?」と話しかけられて「日本が好きなんだ」とか「日本語を勉強している」ということで仲良くなって遊びになったり、、「日本好きなんてオタクでしょ?」と思われるかもしれないですが、全くそんなことなくて、例えばクラブで、いわゆる”イケてる若者”と仲良くなって遊びにいったり、、ということも何度かありました。

 

仕事でもそうです。前Chorei(朝礼)について紹介しましたが、日本語が使われていることからも日本の仕事の仕方や文化がリスペクトされているのが分かります

私はアメリカに住んで日本という国を誇りに思う気持ちが強くなりました。これから海外に行こうという人にも、日本人特有の自虐的な感覚とか謙遜の文化はほどほどに、是非日本は素晴らしい!という気持ちを大事にしてほしいと思っています。

 

 

何がどうすごいのか

 

例えば経済について、日本はGDP(国内総生産)で世界3位ということは知っている人がほとんどと思いますが、これについて今一度考えてみてください。

こういうデータを見たときに、例えば学校で教わることとかって「アメリカ、中国に大きな差をつけられている」とか「少子化高齢化でこれからますます順位が下がる」とか、なぜかネガティブな視点や論調がほとんどな気がします。

いやいや冷静に、世界3位ですよ??イギリスやドイツなどの欧米の先進国や、急成長しているインドなどを押さえて世界3位の経済大国ですよ?ネガティブなニュースばかりで、その“凄すぎる”事実を忘れそうになりますよね。

 

上昇したら一定低迷するのが当たり前で、例えば中国や韓国も安価な労働力、商品で成長しましたが、経済成長して労働力コストが上がっている今どう付加価値をつけるかという部分で伸び悩んでいますよね。日本も過去そういう時期を高い品質という付加価値によって成長国から経済大国へのステップアップに成功しました。今では日本製=高い品質というイメージが世界で定着しており、こういうポジショニングやイメージを世界に発信している日本の凄すぎる価値にもっと着目すべきで、「現在の伸び悩みをどう乗り越えるか」という議論はその後です。

 

経済以外でも、政治の世界ではアジアで唯一のG7参加国(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、イタリア、日本)で、金融では東京証券取引所といいえばNYやロンドンと並んで世界の三大金融マーケットの一つです。

 

仕事に関しても、前にも書いた通り、少なくともアメリカでは日本語が使われたりしますし(私が今のアメリカ企業で出会った単語:Chorei、Kaizen、Kanban、Dojo、Pechakucha、Komorebi etc)、トヨタの生産方式は製造業に限らず金融業異界でもよく知られていて参考にされています。

 

日本すご。。

 

 

なぜ誇りが必要なのか

 

アメリカにきて気がついたのは自分も含めて「日本人自信なさすぎ」ということです。グローバルでビジネスをするに当たって自信って圧倒的に必要で、日本人の謙虚さって世界では全く美徳とされず、逆に「こいつ頼りな」と相手にされないだけです。

私もアメリカにきたばかりのとき社内でミーティングをするとき「日本ではこんなところが課題で、、」とか「●●(日本の社名)はここの領域が弱くて、、」とついついネガティブなことを言ってしまっていました。アメリカ人の同僚から「そんな自分を下げるような発言をするな」と怒られたこともあります。

そしてその原因は日本人特有の謙遜に加えて、どこかで日本という国や日本企業に対する誇らしい感覚が欠けていたからかなと思います。

海外で働く上では日本や日本の会社について自信をもって前向きに語ることかが重要で、そういう意味で「自国を誇りに思う気持ち」は不可欠かなと思います

 

 

まとめ

 

こういう日本すごい的なことを言うと「でも、、」と反論されたり、なかなか受け入れられない感じがありますが、個人的には自虐的な雰囲気からは距離をおいて、自分の国を誇りに思う気持ちを大切にしたいと思っています

アメリカ人みたいになろうとするのではなく、丁寧さや気遣いを大事にしつつ、日本らしく価値を出せるようになりたいと思います。あとは状況によって自身を強くプッシュする力など、海外での見せ方を学べばオッケーかなと。

 

以上、アメリカに1年3ヶ月住んでみて感じたことです。

参考になれば幸いです。