「影響」の使い分け【スピーキングの重要ポイント】

2019年12月25日

 

 

 

「影響」を表す動詞って、influence、inspire、impact、affect(effectは「影響」「効果」を意味する”名詞”なので今回触れません)など様々あり、整理しておかないと会話の中で「あれ、どれを使えばいいんだ?」と一瞬止まってしまいます。

 

私自身それぞれの細かなニュアンスまでは理解できていませんが、スピーキングにおいて大事なことは完璧に理解することではなくて状況別に応じて使うフレーズを決めておくことです。

 

という前提で、上の4つの動詞は大きく二つに分類できます。

①influence、inspire

②impact、affect

 

どう違うかというと、

①は、最近よく耳にする「インフルエンサー」という言葉やinspireという単語から分かるように、良くも悪くもヒトやモノのあり方に何かしらの変化を与えこと(ヒト、モノともに主語になる)を指し

②は、変化には言及せず単純にインパクトを与えること(ヒトではなくモノが主語になる)を指します。

 

①のニュアンスって分かるような分からないような、、って感じではないでしょうか。②の単純な影響(インパクト)の方が汎用性が高いです。

 

なのでスピーキングにおいては、「基本的にはimpact(or affect)を使いつつ、ヒトが主語になるときはinfluence(or inspire)を使おう」といった感じでルールを決めておきましょう。

スムーズかつ自然に使いこなせるようになります。

 

またimpactは動詞だけでなく、have impacts on〜「〜に影響を与える」の形もよく使われるので合わせて覚えておきましょう。

 

 

例)

 

The accident impacted her.

そのアクシデントは彼女に影響を与えた

 

The new system will have big impacts on our lives.

新たな仕組みは我々の生活に大きな影響がある

 

My high school teacher influenced me to become a doctor.

高校時代の先生が私が医者になることに影響を与えた